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「CRAZY KIOSK」@ (PLACE) by method 限定オープン 7/24まで

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渋谷区東1丁目の (PLACE) by methodで7月10日から開催中の「CRAZY KIOSK」へ。
山田遊氏が代表を務めるmethod.incのオフィスを壁1枚挟んだギャラリースペースに出現した「CRAZY KIOSK」は、同社でバイヤーを務めるサトウユカ氏がキュレーションを担当。財布の紐をユルめてしまう品々がギッシリと詰まっている。

「CRAZY KIOSK」に置かれた商品は、売約済みなどごく一部を除いて購入可。ニュースリリース.PDFおよびDMに記載されたテキストを以下に引用する。
衝動買いのお店「CRAZY KIOSK|クレイジー キオスク」。
methodのバイヤーであるサトウユカが、過去、衝動買いした品々を
駅にあるキオスクという、今すぐ買える店舗の形式で販売します。
その場で、そのモノを、ただただ欲しいという衝動のまま、今すぐ買って帰る。
買うことを躊躇ったり、悩んだり、家に帰って頭を冷やして考えたりなんてしない。
それこそが衝動買い。
今すぐ欲しいものを、自分自身の為に、もしくは誰かの為に。
今すぐに持ち帰りましょう。
ビバ・衝動買い。


元祖大元のキヨスク(KIOSK)は日本の旧国鉄時代に誕生し、独自の進化を遂げた販売形態。小さなスペースに数百種類の商品を揃えているという点では、此処「CRAZY KIOSK」も同様。異なるのは取り扱っている、ビバ♪な商品。約900種類、仕入れだけで9か月かかったという商品の数々を前に「こんなんあるのか?!」と何度も驚き、ニンマリして、財布の紐が緩むこと、うけあい。
ピストルとライフルを模した水鉄砲。ライフルは「機動戦士ガンダム」のオフィシャルグッズで、ガンダムのビームライフルとザクの機関銃仕様。束になって木桶に盛られているのはユーロ紙幣を模したペーパーナプキン。
いかにもアメリカンな極彩色のキャンディーや、舐め終わるのに1時間近くかかるというチュッパチャップス。その間に、島根県のご当地菓子パン・薔薇パンこと「出雲名物ROSE木村家オリジナル」。どれもこれもキラキラと異彩を放つ。
伊豆半島で見られる独特な地形や地質をカタチにした「ジオ菓子」。縄状溶岩クッキー、スコリア焼チョコなど、絶妙なネーミングに負けず劣らず味にもこだわった逸品とのこと。全9種が箱に入ったセット売りもバラ売り品共に売り切れ目前
時々ムショーに食べたくなるけど、1本は多いんだよなぁという時はこちら、文明堂「おやつカステラ」は2切れの食べきりサイズ。什器の左、座布団に鎮座した招き猫ならぬ"招き犬"はサトウ店長の私物(日光江戸村のゆるキャラ「ニャンまげ」)につき非売品。
蓄光サインペン、3色を合わせて好みの色がつくれる「マーカーメーカー」などの文房具。米国Safari社のフィギュアは日本公式サイトでは扱っていないもの(奥:シーラカンス、クラーケン、イエティ、毛が生えたマス「デザイナーチューブ 未確認生物」、手前:心臓、胃袋、腸が詰まった「チューブ臓器」など)

「CRAZY KIOSK」にはそんな「今、此処でしか手に入らない」ものが多い。また、初日から置いて未だ在庫がある商品もあれば、既に売切御免となり(初日に3,000点だか売れたそうだ)、新たに仕入れられたものも。会期中、何度も足を運んでも楽しめる商品構成になっている。
ホワイトソーセージ、ゴルゴンゾーラチーズ、サラミを模した付箋「SLICED-eat スティッキーノート」も、国内生産が終わっているので僅少品。オープン時はバウンズの付箋もあったらしい。
ビス頭やナットの角を傷つけることなく使える「強化プラスチック工具」。上の画・左下のオレンジ色のビニール傘は、アニメ制作会社ガイナックス公認のビニ傘で、広げると"ATフィールド"が展開される。柄の部分にロゴ文字が入っただけのシンプル仕様。
Miele社のロゴが入ったおもちゃの洗濯機。流石に汚れを落とすまではいかないが、ちゃんとドラムが回ってすすぎと脱水の音までするらしい。その右側は、パーティに持っていけばウケること間違いなしの「ハリケーン・ポップコーン」。袋の表の見た目はハワイアンだが、裏を返したら、海苔やらあられやら味付けは和風テイスト。
methodがプロデュースした花火「fireworks」は、1本からパッケージされたものもあり、セットではなくバラ売りを前提にデザインされている。1本ごとにスタッフが吟味して、家族向け、恋人同士、シチュエーションは浜辺で、などの注釈が名刺サイズのカードに記されている。
ルーカスフィルム公認「X-WING KNIFE BLOCK」は米国内での受注生産品で、本展のためにオーダーされたもの。「スター・ウォーズ学習帳」は隅々まで凝っていて笑わせてくれる。ダースベイダーとルークの戦闘シーンが表1の「うちあわせ」はライトセーバーでの"うちあい"を引っ掛けたもの。そうと聞いたら、「ほんやく」や「ろうどう」とどれにしようか迷ってないでもう買うしかない。
伊豆ジオパークの「伊豆半島ジオMAP」まで付けていただいて、前述食品3点とあわせて消費税込み¥1,026とはなんとおトク! 「CRAZY KIOSK」のロゴがプリントされたシャカシャカ袋に入れてくれる。半透明なのがナイス。
仕入れまでのストーリーや、個性的な商品の裏側も知った上で買うと、どれもこれも、そんじょそこらの"衝動買い"ではナイ。思い入れがいつもと違う。他人に言いたくなる。 
什器を含めて「CRAZY KIOSK」の構成材はグレーの厚紙で、ストライプもその上から黄色い紙を貼ったもの。デザインと製作は DAYS.の西尾健史氏。ロゴデザインは倉充展と洋美によるクリエイティブグループ Bob Foundation(ボブファンデーション)が担当。
会場オープンの4日ほど前に搬入された厚紙をカッターで切り、ボンドで貼って、西尾氏とアシスタントの2人で組み立てたそうだ。商品の重さでたわみそうな要所にはリブが入り、仮設期間中は保つ強度で設計されている。
収納やカウンターが設けられていたり、S字フックでトートバック(Bob Foundationがデザインした"Buyer"の文字入り)などの軽いモノを掛けられたり、内部空間も機能的。
 てんjy 上部にはフロアの空調の噴き出し口が位置することもあり大きく空いているが、細い角材を四角にまわして上から3方を吊っている。
上の画・左側、「CRAZY KIOSK」の手前に置かれた、赤白の縦ストライプのギフトボックスは、大人が入れるサイズ。価格は3,000円台で、早くも初日に売約済み。
ちなみに「CRAZY KIOSK」では最も高いもので2万円ほど。衝動買いが止まらなくなって山ほど買っても、それほどでもない、という商品構成になっている。CRAZYだが、そこはあくまでKIOSKなんである。
事前注文して販売した、カラフルなミニ祝い花がズラリと並んで来場者を迎える。
「CRAZY KIOSK」は7月24日で終了。18時で閉場のところ、最終日のみ21時までオープンする。

(PLACE) by method
http://wearemethod.com/contact




+飲食のメモ。
昨秋に開催されたドリルデザインの企画展を見にきた後に立ち寄った、会場近くのカフェ「COFFEE HOUSE NISHIYA」へ。

戦利品を脇に置いて、いただいたアイスカフェラテ(消費税込み500円)も美味しゅうございました。ごちそうさまでした。

「COFFEE HOUSE NISHIYA」
http://coffeehousenishiya.com/

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