ニュースリリースに拠れば、ビル外観に下げたバナー広告でも宣言している通り、「2018年から2020年の間は、当該スペースを「銀座ソニーパーク」と称するフラットな空間として銀座の街に開放する予定」。
そのイメージ模型も会場に展示されているが、同ビルの成り立ちを示す資料の数々が貴重。芦原義信建築設計事務所の青図、模型などの資料をはじめ、同ビル竣工30周年を機にソニーが発行したパンフレットに寄せられた、芦原氏やソニー創業者の盛田昭夫氏のコメントも確認することができる。
計画当時、西銀座の一等地に家電メーカーの社屋ビルを建てることは、世を憚ることであったらしい。全館をショールームとすることが決まった後、盛田氏はF.ロイド・ライトの《グッゲンハイム美術館》のように来館者が回遊できる「縦の銀ブラ プロムナード」を望み、それを芦原氏が「花びら構造」に基づいた設計で具現化した。
各フロアには逆梁で90センチの段差が設けられ、全25層を緩やかに結ぶ。螺旋階段のようにして1階までぐるぐると降りていくことができる(現在は8-7、7-6階が鉄砲階段に改装されている)。
2020年開催の東京オリンピックが終わるまで建てずに、空き地を広場と称する計画は賢明といえるのではなかろうか。
《ソニービル》内のソニーショールームおよびソニーストア銀座は今年8月28日にクローズ。ソニーイメージングギャラリー 銀座も9月8日に営業を終了する。銀座4丁目交差点に現在建設中の《GINZA PLACE》の4〜6階に移転し、9月24日オープン予定。
ソニービル
www.sonybuilding.jp/
《ソニービル》内のソニーショールームおよびソニーストア銀座は今年8月28日にクローズ。ソニーイメージングギャラリー 銀座も9月8日に営業を終了する。銀座4丁目交差点に現在建設中の《GINZA PLACE》の4〜6階に移転し、9月24日オープン予定。
ソニービル
www.sonybuilding.jp/
+飲食メモ。
数寄屋橋交差点の地下にある飲食店街[エチカフィット銀座]に、超濃厚の鶏白湯ラーメンの名店がある。 銀座4丁目の路地裏にある[篝(かがり)]は、開店以来ずっと、平日でも行列が絶えない超人気店だが、こちらの[篝 Echika fit 銀座店]は、さほど並ばずに入店できることが多い。
メニューは左の画の「鶏白湯SOBA」(¥950)、または「鶏白湯つけ麺」の2種のみ、麺の量は並か大が差額100円で選べる。具材の野菜はズッキーニ、ヤングコーン、トマト、ボイルのオニオンなど。
とっても美味しゅうございます。ごちそうさまでした。
Echika fit(エチカフィット)銀座
http://www.tokyometro.jp/echika/echikafit_ginza/