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「食と緑の空中庭園」@池袋西武本館9階屋上リニューアル

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西武池袋本店本館9階の屋上がリニューアル、4月29日から「食と緑の空中庭園」としてオープンしている。
印象派の画家モネの作品「睡蓮」をイメージしてデザインされ、"空のほとりで逢いましょう"と銘打った空間は、日没後の夜間になると特に、一昔前の"デパートの屋上"という雰囲気ではなくなる。

アートディレクション:廣村デザイン事務所
環境デザイン:アースケイプ(同社公式サイト〜works
郎計デザイン:トラフ建築設計事務所(同社公式サイト〜works
照明デザイン:LIGHTDESIGN(同社公式サイト〜REVIEW
造園設計・施工:日比谷アメニス
設計・施工・建物管理:竹中工務店
(株)そごう・西武 4月13日発行ニュースリリース(PDF)より

屋上の広さは約5,800平米。レストラン&バー「La Terrasse」と、フードカート10店舗が夜22時まで営業(7,8月は22時半まで、悪天候の場合は閉場)。席数は通常で120席。イケセイ屋上名物の讃岐うどん「かるかや」も改修後も引き続き営業している(但し20時閉店)
上の画・左上の白い部分はLOFTや山野楽器が入っている本館9階(ロフトの一部とグリーンショップの改修もトラフ建築設計事務所が担当)。画面右側・パルコ側に設けられた"睡蓮の池"へと横に長いレイアウト案内図。池の奥には稲荷神社が祀ってある。ほか、観賞魚販売店、ガーデニングショップ、キッズデッキなどあり。
屋上には睡蓮を模した円形デッキが幾つか点在し、夜間はデッキやテーブル下に仕込まれた間接照明が点灯する。サークルがデザインの基本形となっており、各所で目にする。

センターラウンジ、水が張られた"ウォーターテーブル"。夜だと視認が難しいが、水盤の中央に蓮の花が浮かび、底には屋上の床と同じモザイクタイルが貼られている。
雨あがりはデッキがしっとりと濡れて、間接照明の色がより美しい。
日が完全に落ちた後の照明はローズだが、その前はブルーらしい。夕刻は"ブルーガーデン"、夜間は"ローズガーデン"となる。下の画は4日前の18時20分頃。
夜間ではわかりにくいが、グリーンが多いのも今回の改修ポイントのひとつ。また、床にはブルーを基調としたモザイクタイルが敷き詰められ、全体で水面をイメージしている。ところどころに描かれた、印象派の絵画をモチーフにした絵柄をみるなら日中がベスト。
複数人で利用できる大きな屋外家具:パラソルテーブルはベルギーのextremist社製。
ポール灯はルイスポールセン製の「LP Nest」(デザイン:ビュストラップ・アーキテクツ。実際の使用例を初めて見たが、あたかも街路樹のようでばっちり。
1年を通じての季節の花が楽しめるという"睡蓮の池"のデッキの上から、屋上全体の眺め。初回訪問時は梅雨時の金曜21時前後。雨あがりだったので、思いのほか人が少なく、シックな雰囲気を楽しめた。
トイレは"睡蓮の池"側と、本館9階側に2カ所あり。サイン計画は、この空中庭園全体のアートディレクションを手掛けた廣村正彰氏と思われる。
驚異的に細かい分別指示をサインで表現したゴミ箱。ボックスは森林保全プロジェクト「セブンの森」の間伐材で作られたもの。
「空中庭園」のちょうど中間辺りのサイン。平素は赤い消火栓もここでは違和感ない緑色。
屋上4カ所に設けられた"グリーンウォール"の総全長は165m。月ごとに季節の花が植え替えられる。
エレベーター乗り場付近のサインはよりわかりやすく。
センターラウンジのウッドデッキ、睡蓮の池、本館との出入り口付近にはスロープが設けられ、バリアフリーになっている。
ドリンクの自動販売機付近のサイン。
10時の百貨店開店と同時にこの「空中庭園」もオープン、7,8月は22時半、9月と,5-6月は22時、10-4月は20時まで営業(フィッシュショップとガーデニングショップ、讃岐かるかやは20時まで)。夏季は"天空のビアテラス"が大盛況だとよく聴こえないが、大江千里が選曲した環境音楽も静かに流れている。




+飲食のメモ。
フードエリア:レストラン&バー「La Terrasse」と「かるかや」以外の9店舗のフードカートは、フロアの中央付近に横一列に並ぶ。
「La Terrasse」は季節ごとにメニューが変わり(例:5月はイタリアン、6-8月はスペイン料理)、フードカートも7月は各店でエスニックメニューを展開。
フードカートは寿司、パスタ、ピザ、ホットドックなど、腹にたまる和洋中メニューのほか、イケセイ用に490円でSサイズを用意しているベルギーポテトの「POMMEKE」もあり外苑西前店はMサイズから)

右の画は、主にケータリングサービスのみで店舗はここだけという「ココの台所」の定番メニューの甘辛いタレ付き豚焼き400円(オリオンビールとセットで950円)。これにゴハンが盛られた「シシリアンライス」は"佐賀県ご当地グルメ"とのこと(参考:佐賀観光協会の案内

一部はテイクアウトも可。但し、ホテルオークラが出店しているデリカ「TARVEN」の「プレミアムソフトアイスクリーム」は、売り子さんが「溶けやすいですのでー」と手渡した通り、ブツ撮りの猶予もなく、アッという間にダラダラダラと溶けて、空席を探してあわあわしている間に手がクリームだらけになるので要注意。600円するだけあって味は濃厚、コーンはクッキー生地という高級仕様。

おいしゅうございました。ごちそうさまでした。

池袋西武「食と緑の空中庭園」
www.sogo-seibu.jp/ikebukuro/roof_garden/

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