芝の増上寺宝物展示室で公開中の「台徳院殿霊廟模型」を観に行く。
入場料700円で、「生誕200年記念 狩野一信の五百羅漢図展」も見ることができる。ガラスケースの中に収められた模型がフロアの中心に据え置かれ、四方を一信の羅漢図が囲んでいる。
入場料700円で、「生誕200年記念 狩野一信の五百羅漢図展」も見ることができる。ガラスケースの中に収められた模型がフロアの中心に据え置かれ、四方を一信の羅漢図が囲んでいる。
驚いたのが、受付でチケットと一緒に渡されたこの入場特典。「大本山 増上寺 徳川将軍家旧御霊屋 絵葉書」。第2展示室内でループ上映中の映像資料にも写っていた、1945年空襲で焼失する前のモノクロ写真の絵葉書10枚セットと、絵葉書の通番と連動させた、明治34年に発行の「境内全景」が付いてくる。超おトク。
《台徳院殿》は徳川秀忠公の霊廟であり、日光の《東照宮》に比類する絢爛豪華さを誇ったらしい。旧国宝にも指定されていた。当時の写真や、かつて広大だった境内図、そして今年になって英国王室から"里帰り"した巨大模型によって、在りし日の姿を想起するしかない。下の絵図の左上・1番が現存する《霊廟 惣門》、さらに左奥に焼失した《奥の院宝塔》があった。
模型は1920年にロンドンで開催された日英博覧会出展のために制作され、高村光雲らが監修者として関わった。学生が片手間につくったのではなく、当時の宮大工や職人の技が結集された入魂の縮尺模型。場内撮影禁止はいいとして、願わくばガラスケース無しか、映り込みのない仕様のガラス越しに見たかった。
下の画は宝物展示室を出たところの画。
下の画は宝物展示室を出たところの画。
石組みかと思いきや、溝を掘り込んで、組んでいるかのように見せた意匠であった。
この日は(先月〈Any Tokyo 2015〉が開催された)光摂殿の上階にある、大広間の天井絵も無料公開中(春と秋の年2階公開される)。
小倉遊亀を筆頭に120名の日本画家が筆をとり、平成9年(1997年)から制作に3年をかけたもの。
会場で配布された「天井絵一覧」のナンバリングがまさかの伏せ図で、照合に難儀する。
増上寺 facebook
https://www.facebook.com/zojoji/
会場で配布された「天井絵一覧」のナンバリングがまさかの伏せ図で、照合に難儀する。
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+飲食のメモ。
増上寺境内では11月28日、29日の2日間、「ミャンマー祭」を開催中。ワンコイン(¥500)でミャンマー各地の郷土料理を味わえる屋台などがズラリ。
周囲で飛び交う異国の言葉、異国語訛りの売り子の呼び声、独特の活気をBGMに、宝珠をいただいた瓦屋根を眺めながらの立ち食い。なんとも不思議な光景であった。
人生初「シャンそば」(@早稲田 ノング インレイ)と、その隣で「グリーンカレー」(@大森 アジアンフード メッタ)を食す。
増上寺境内では11月28日、29日の2日間、「ミャンマー祭」を開催中。ワンコイン(¥500)でミャンマー各地の郷土料理を味わえる屋台などがズラリ。
周囲で飛び交う異国の言葉、異国語訛りの売り子の呼び声、独特の活気をBGMに、宝珠をいただいた瓦屋根を眺めながらの立ち食い。なんとも不思議な光景であった。
人生初「シャンそば」(@早稲田 ノング インレイ)と、その隣で「グリーンカレー」(@大森 アジアンフード メッタ)を食す。
どちらも美味しゅうございました。なんたって安いし、山盛りではないかられもこれも食べたくなる。腹ペコで行くべし。ごちそうさまでした。
ミャンマー祭
http://myanmarfestival.org/
ミャンマー祭
http://myanmarfestival.org/