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i+(アイプラス)ブランドローンチイベント@代官山T-SITE GARDEN GALLERY

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(株)インターオフィス(株)イトーキがコラボレーションして誕生した家具ブランド「i+(アイプラス)」のブランドローンチイベントが、代官山T-SITEGARDEN GALLERY(ガーデンギャラリー)にて、2日間の会期で始まった。
ブランド概要は昨年11月に発表され、既に公式サイトもオープン。2015年グッドデザイン賞のベスト100にも選定されている(参照:イトーキ プレスリリース。本日20日より3アイテム4点が発売開始となった。

i+(アイプラス)」のデザインとディレクションを務めたのは寺田尚樹氏(インターオフィスのデザイン本部取締役本部長でもある)
「日本のオフィス空間では、せっかくお金をかけてハイセンスなオフィスファニチャーを導入しても、周辺アイテムのデザインがつり合っていない。種類はあってもどれも似たり寄ったり、選択の幅がとても狭いという現状に一石を投じ、オフィス空間をより洗練されたものにシフトさせたい」(会場にて、寺田氏談)
価格帯は従来品に比べて2倍から2.5倍と高価だが、寺田氏は「今までにない高級感とデザインで、絶対に求められているラインナップ」と自信を見せる。直径19.1mm、高品質クロームメッキ仕上げのスチールパイプを一筆書きのようにデザインした今回のアイテムは、寺田氏が考えた「金管楽器のようなファニチャー」というコピーがぴったり。ブランドに関した「i」は、協業した2社の頭文字であり、individual、identity、independent、そしてI=私など、さまざまに置き換えられる。それら「i」に新しい価値を「+」するのが「i+(アイプラス)」である。

開発から約1年という短期間で、今日から発売される第一弾は、001ホワイトボード(W1610とW860の2タイプあり)、002テレフォンスタンド、003コートスタンドの3アイテム。今後はパーティション、サイドスタックテーブル、フロアランプなどが加わる予定。
会場の左奥:インターオフィスで取り扱う海外ブランドのオフィスファニチャーを配した空間展示。Vitra社のチェアにあつらえたかのよう。それもその筈、同じ径のパイプとのこと。
受話器が取りやすいように天板の高さを設定したテレフォンスタンド。黒い樹脂製エンドキャップがついた1本の脚パイプのなかには、電話線が収納できる(上の画:ケーブルの先端がチラと出ているのが視認できるだろうか)
ホワイトボード(上の画・左側、ほぼ真横からみたところ)のパネルは1枚を下で曲げて両面使用可。足もとは左右の片側だけにキャスターが付き、反対側に用意されたパイプの把手を掴み、浮かせて押せばスムーズに動かせる。
片側の脚で固定できるのでストッパー機能はないが、高精度のボールベアリングを内臓したキャスター(なんという格好良さ!)。ローラースケートに代表されるインラインスケートで使われている車輪を採用した。寺田氏がデザインした「i+」のロゴ入り。
今回のブランドローンチ(註.新規ブランドお披露目の意)では、インターオフィスやイトーキのショールームを敢えて会場とせず、フレッシュなブランドデビューにふさわしい地を選んだ。また、前述のようなオフィス空間を想定した展示のみならず、住宅などそのほかの空間でもフレキシブルに使えるものとして捉え、アイテムの特長を生かした企画展も併せて開催。展示コラボレーターは寺田氏を除く以下の4名(敬称略)
山崎和彦(Smile Experience Design Studio/千葉工業大学デザイン科学科教授)
展示パネル代わりのホワイトボードには、出展者の最近の仕事や日頃の思考などがマジックペンで手書きされている。
安東陽子(テキスタイルデザイナー)
クロームメッキ処理のパイプのみで構成されたコートスタンドには、1本のパイプを曲げて成形したハンガー2本が付属する。安東氏はこのハンガーに、本展のために制作したワンピース、コサージュ、帽子の3点を掛けて展示。
テキスタイルの素材は異なる2点だが、それぞれが見る角度や光のあたり具合で、色が青とピンクの玉虫色に変化する。。W860のホワイトボードにサンプル掲示を含めての解説がある(上の画・奥に写っているのは、主に建築空間で安東氏が手掛けた作品に関する展示)
赤松佳珠子氏(CAt パートナー)はコートスタンドに建築作品の写真パネルを吊るした。
W1610のホワイトボードに手書きされているのは、CAt(シーラカンスアソシエイツ東京)が設計した《宇土市立宇土小学校》の平面図の一部。手前のテレフォンスタンドに設置されたプロジェクターから、同事務所が調査・作成した室内の空気対流の様子がマッピングされている。もう一枚のボードは、宮城県で進行中のプロジェクトに関する展示。
ホワイトボードにはマグネット脱着式のシンプルなペントレイが付く。出展者が手にしたであろうペンとイレーザーにロゴが入っているのは、寺田氏らしい遊びゴコロ。
岡安 泉(照明デザイナー)
右側・手前:コートハンガーの中に照明器具を取り付けた参考商品。
余談:マグネットは出展者それぞれが用意。岡安氏のは黄色いヒヨコちゃん(隣の赤松氏の《宇土小学校》の池にも貸し出されていた)
会期最終日21日19時より、寺田氏と展示コラボレーター4名によるトークイベントも開催予定。白いママのホワイトボードを使っての"板書トーク"。各氏の最新PJの状況や、今回の「i+」についても鼎談。入場、トーク聴講は共に無料で予約も不要。開場時間は11-21時。

i+(アイプラス)公式サイト
www.iplus-furniture.jp/ 




+飲食のメモ。
ガーデンギャラリー訪問の前後は、向かいの [IVY PLACE(アイビープレイス)]を利用すること、今日で4回連続(あとはカレーランチを食せばだいたいコンプリート)。ランチL.Oは16時。
サラダとパンは、ほかのスープランチサンドイッチランチにも付いてくる。
今週のパスタランチ(消費税込み¥1,500)は「真鯛、トレビスのアーリオ・オーリオ スパゲティーニ」。
シメはエスプレッソでスキッと飲み干す。
今回も美味しゅうございました。ごちそうさまでした。

IVY PLACE(アイビープレイス)
www.tysons.jp/ivyplace/

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