昨年12月に開催された企画展(皆川明+安藤雅信展「森のさえずり」+「百草展」)の最終日をもって閉場したギャラリー ル・ベイン。名実ともに最終となる、内田繁氏(内田デザイン研究所代表)の作品展が開催された。
内田氏がデザインした椅子などの家具15点が、香港に2019年に開館予定の近代美術館《M+(エムプラス)》にコレクションされることが決まっており、それらが海を渡る前に、収蔵予定以外の作品も含めてのイレギュラーな展示となった。
昨夏に桑沢デザインで開催された、内田繁デザイン展2015「茶の湯の風景」に出展されていた作品などもあり。
上の画に写っている作品は桑沢での展覧会にはなかった(内田氏の私蔵品で、今回特別に出展されたもの)。左:アルド・ロッシによる《門司港ホテル》のドローイング、 右:矢萩春恵氏の書による掛け軸。
発表当時のものだったり、職人の廃業によってメーカーがやむなく製造を中止していたりと、貴重なものばかり。海を渡れば、もう国内では見られなくなる作品も。
展示は2月5日(金)17時で終了。
展示は2月5日(金)17時で終了。