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Channel: a + e(建築と食べ物)
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「竹中工務店400年の夢」@世田谷美術館

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世田谷美術館で開催中の「竹中工務店400年の夢-時をきざむ建築の文化史」を見学。場内は一部を除き撮影不可。
エントランスロビーには長さ6mのイエローシダーが鎮座。樹齢400年、寺社仏閣用材として、2012年にカナダで伐採されたもの。元の幹の最大径は1m10cmもある。

上の画、左手が従来の企画展会場へのアプローチだが、本展は動線が逆で、右手に進んでミュージアムショップを超えた先に入口がある。
レストラン「ル・ジャルダン」に続く回廊が、本展のアプローチに。向かって右の壁沿いに、竹中工務店の代表作の写真パネルが並ぶ。
レストランの手前、従来は搬入口として使割れている扉が開かれ、「竹中工務店400年の夢」が始まる。

竹中大工道具館所蔵のモックアップや映像資料など、「はじまりのかたち」と題したのっけの第1室から見応えじゅうぶん。企業の名を冠した展覧会はえてしてひたすら物量に訴え、"お腹いっぱい"に陥るケースが多いが(例えば、昨春開催の「東宝ゴジラ展」など)、出会い、はたらく、夢を追う、暮らし、感性を育む、時を紡ぐ、それぞれのかたちとして見せ方を分けた会場構成がうまく機能しているのではないか。 場内の解説によれば、竹中工務店の祖は尾張織田家に仕えた宮大工で、大隈流棟梁を名乗った。大工の世界では、式尺、算合、手仕事、彫物、衣装の五つ:五意達者を旨とした。その心意気と伝統が今日まで受け継がれているらしい。
模型や写真、青焼き図面などで紹介されている建物のほとんどは、国内各都市のランドマークとなっている。《東京タワー》、《札幌ドーム》、《金沢21世紀美術館》の施工がそれ。日本の近代化を象徴する煉瓦造りの倉庫、洋館なども。京都の東福寺方丈が、明治期にの竹中造営による作とは知らなかった。建築は設計者に光が当てられるが、改めて「つくっている人」について意識させられる展覧会である。
最後の展示は撮影可。同社が研究開発する「レスポンス刺激®」を体感する展示。
スクリーンの前で腕などを動かすと、映像が反応するインタラクティブ作品。高齢者施設、病院、オフィス空間での実用を想定したものらしい。
最後の最後の展示。従来の館内動線ではこの廊下がアプローチ。
大工棟梁に手による木製の架橋「未来へと続く時間 木の橋を渡って」、会場を後にする。
竹中工務店400年の夢-時をきざむ建築の文化史」は6月19日(日)まで。会期中は講演会も多数開催される。

世田谷美術館
www.setagayaartmuseum.or.jp/




飲食のメモ。
館内レストラン「ル・ジャルダン」では、同展と連動した特別メニューを限定20食で提供しているらしいが、この日の夕食は用賀駅前にて。駅ビルに[名代とんかつ 新宿すずや]の用賀店が入っている。前から一度は食べてみたかった「とんかつ茶漬け」にチャレンジ。
小ぶりのとんかつ2枚に、醤油ベースで調味されたキャベツが盛られ、南部鉄板の上でジュウジュウと音をたてながら配膳されてきて、テンション上がります。
ご飯と味噌汁が付いて¥1,380ナリ。セットの浅漬けがひじょうに美味しく、ただでさえ白米消費が進むので、初心者には調整がムツカシイ。
お店推奨のスタンダードな食べ方は、カツを3切れほど残して、茶漬け用に吟味されたという緑茶をオーダー。キャベツとともに茶漬けで食して二度美味しいの画。
緑茶は急須でいただけるので、サッパリと梅干しでシメる。 ごちそうさまでした。おいしゅうございました。

名代とんかつ 新宿すずや
www.toncya-suzuya.co.jp

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