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「インテリア ライフスタイル」@東京ビッグサイト

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東京ビッグサイト西ホールで開催中の「インテリア ライフスタイル(Interior Lifestyle Tokyo)」を見学。衣・食・住のライフスタイルプロダクツが一堂に会する国際見本市。会期は2016年6月1日(水)から3日(金)までの3日間のみ。
毎回話題のアトリウム特別企画のディレクターをトラフ建築設計事務所が務め、フライヤーや場内グラフィックなどのアート・ディレクターを山野英之氏/TAKAIYAMA.inc.が担当している。

今年のテーマ「伝えたくなるデザイン」。アトリウム会場は撮影可、ハッシュタグ付きでSNS掲出推奨という、PRESS以外は撮影厳禁が常の商材展示会としては画期的な試み。
アトリウム会場は WOW! KAWAII! など感嘆符が付く5つのコンセプトワードに分類され、あちらこちらに置かれた"吹き出しカード"を使って撮影、SNSシェアを盛り上げるという仕掛け。
OTTAIPNUは代官山での新作発表会「鈴木マサルのテキスタイル OTTAIPNU 2016 COLLECTION」を終えたばかり。代官山と昨年に続いて会場構成は設計事務所imaのお二人が担当。

のれんやはんかち、いろんな布に貼れば独自のワールドが形成される、京東都のおもろい和片(わっぺん)
Timbreの新作「Ice Bell」は、ベルの形で氷が作れるシリコン製氷皿。同型のマドラーは場所をとらずスタイリッシュに卓上に立てることができる。 奥はやり始めると止められなくなる「Bird Call」。クリアとホワイトは共にアクリル成型!
more treesは昨秋の「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2015」で発表した隈研吾氏デザインの「つみき」を出展。ブースの3方の壁に並べての会場構成も隈事務所が担当。
アトリウム場内は壁と床が明快に色でゾーンニングされ、USJか舞浜の某アミューズメントパークを周遊しているのと似た感覚を覚える。
各ゾーンの中心には、出展者がワークショップを行なえる円形テーブルが用意されている。

上の画の奥は、毎回楽しいので人が集まる福永紙工のブース。
かみの工作所「空気の器」の新作。もうそろそろネタぎ(略)でしょう、などと思うこちらが浅はかで、毎回おおお、こうきたかと唸る。トラフさんの”ラーメンどんぶり”こと「Noodle」、groovisionsによる「Mt.Fuji」はありそうでなかったデザイン。初参加の祖父江慎氏による「チャンサンクン」は衝撃のデザイン(CRAZYでした)
安積朋子氏デザインによる世界の名作椅子とジオラマのセット「ONE TO SIZTEEM」のシリーズ。ジャスパー・モリソンがデザインしたチェアも忠実に再現、紙製でもしっかと立つ。
10周年を迎えるブランドの集大成的な展示。今秋には六本木アクシスで特別展も予定。
昨秋の「IFFT/インテリア ライフスタイル リビング」ではセンプレのブースで紹介されていた水性塗料「mizu color」。1回、2回、3回塗りで色の違いがわかりやすい。
半纏や神社幕などをつくってきた京都の印染屋から、本日デビューのブランド「印染杉下」と、岡山の荷札会社さんの新ブランド「いわゐ」。荷札に120円切手を貼れば同封のパッケージを郵送できる。
設計事務所imaが昨年に続きブースをデザインした LAPUAN KANKURIT /ビオトープの展示説明をPRのD社Yさんから受けた後、WOW! ゾーンへ(今回のアトリウムはおそらく動線の利は重視していないようで、場内をくまなくじゅんぐりと巡らせるように壁をたてていると思われる)。
場内に什器を提供している石巻工房。宮城からお越しの工場長にご挨拶。
モビールのtempoは新作2点を発表。上の画はDRILL DESIGNがデザインした「place to be」。
カモメのように輪のウェイトを引っ張り下げると上の"かもめ"がびよんびよん動く楽しモビールはフランス人デザイナーの作品。
初日13:30、テラダモケイの代表寺田尚樹氏自らマイクを握って「1/100建築模型用添景セット ワークショップ」の参加者を募り、瞬く間に埋まったところでそのまま講師を務める。 
新作のNo.068「ひまわり」はピンセットでつまんで葉脈入りの葉を上を向かせるのがベスト。参加者が黙々と作業する中、寺田氏は井の頭動物園の象のはな子との想い出を挿入したり、見守るギャラリーをも飽きさせない。 
ブースではテラダデザインスタッフの熟練の技による添景がケースに収められてズラリ。このうちのひとつ、No.044「田植え」の稲苗40,000本をトラクターで植えていくという、日本人の心の原風景を淡々と描写した、今回もまたCRAZYなムービーも披露。
伝説の渋谷スクランブル交差点のムービーも上映youtubeでも公開中)
上階に出展中のタカタレムノスで取り扱っている「15.0%」のブースも「テラダモケイ」に隣接。お父さんお母さんお子さんのファミリー三人で、アイスクリームをこぼしても気にしない体で食べ進めるというスペシャルなTシャツを発表。
職人技のアルミ成型アイスクリームスプーンがジャストサイズで収納できるポケット付きモデル:寺田尚樹さん)。 
こんなところにもポケット。後ろ手で取り出すという(武士ですな)
初日15:30から開催されたWSでは、スプーンを握る人の体温が伝導して、スタッフが気合を入れてカチンコチンに冷やした高級アイスを溶かしながら...感動の実体験。
寺田さんの2ブースは「WOW!」というより「CRAZY!」です。
アトリウム以外は撮影禁止。西ホール3(株)マークスインターナショナルの企画展示は例外。
新作は芦沢啓治氏がデザインしたダブルハンガー(上の画、右奥)の披露のみ。すでにあるもの、販売もされているプロダクツに、新たな言葉の力を与えてみることで、新しい価値への気づきを促す。
インテリア ライフスタイル」は6月1日から3日まで。10:00-18:00(最終日は16:30まで)。招待客および事前登録者は無料、当日入場は¥2,000要。




+飲食のメモ。
歩き疲れたらアトリウムの一角にあるカフェで休憩。前回も出ていた「結わえる 寝かせ玄米おむすびのいろは」が今年も出店。

テーブル、ベンチ、照明は石巻工房の提供。
アイスコーヒー¥400、玄米ほうじ茶のボトル¥200。
寝かせ玄米おむすび弁当¥650なり。
おいしゅうございました。ごちそうさまでした。

結わえる 寝かせ玄米おむすびのいろは
www.yuwaeru.co.jp/omusubi-iroha.html

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