「モノとその周辺との関係性」から生まれたデザインをテーマに、3つの展示を3週間に分けてみせるnendoの企画もいよいよ最終の3/3を迎えた。
第1回「1/3 ヘヤ モノ スキマ」、第2回「2/3 ヘヤ モノ スキマ」、そして今回の「nendo 3/3 モノ モノ スキマ」はモノとモノの関係性に着目してデザインされた12作品を展示。各回で展示作品も会場構成も異なる。会場は同じく [ EYE OF GYRE ]にて。
以下、作品内容を補足するテキストは、会場で流れているムービーと、nendo 公式サイトの「サクヒン」ページを参考とした。
異なる材質の模様を木材の表面(背と座の裏も同様)に印刷した「Print Chair」2014
棚板が横にスライドして増殖いくような「Nest Shelf」2015
2009年に発表した「Phantom-Waves」の2015年バージョン。
なお、各作品に付随したモノクロムービーで、作品名と制作年の表示に続き、どのような発想から生まれたかが端的に表現されている。解説音声はなし、アイデアが「!」とひらめいた瞬間の音のみ。計12の「!」音が、場内に重なりあう。
なお、各作品に付随したモノクロムービーで、作品名と制作年の表示に続き、どのような発想から生まれたかが端的に表現されている。解説音声はなし、アイデアが「!」とひらめいた瞬間の音のみ。計12の「!」音が、場内に重なりあう。
上:農業用ネットを熱成形したシェード「farming-net lamp」2012
左:空中に描かれたスケッチのような「thin black lines」2010
左:空中に描かれたスケッチのような「thin black lines」2010
手前:特殊な素材から生まれた"布目"「Alcantara Wood」2015
天板は木材ではなく、(アルカンターラ社が製造・販売する、商標登録されたカバリングの)素材を重ねて丸太のように加工し、布の"木目"が出るようにカットしたもの。これも会場のムービーのおかげでわかりやすい。
左手前:前出の家具「think black line」の流れをくむ「thin black table」2011
右奥:ハサミのように雑誌を挟むマガジンラック「scissors」2012
右奥:ハサミのように雑誌を挟むマガジンラック「scissors」2012
Glas Itariaで発表された作品のひとつ「Soft」2015
「Soft」のデザインコンセプトを説明するムービー。
ガラス瓶の中に20種類の"雨"を閉じ込めた「Rain Bottle」2014
「Rain Bottle」は降りぐあいや季節に応じて、微雨(びう)、時雨(しぐれ)、霎(こさめ)など呼び名やあて時がさまざまにある日本の雨を表現したもの。
上の画・左端:、右端:瓶の底から緑の草が生えてきたような内包された「Rain Bottle」の名は"五月雨(さみだれ)"。下の画・右から4番め、底がオレンジ色の瓶は"夕立"。
流し込んだガラスが枠からはみ出たかたちがそのまま天板になったようなテーブル「Overflow collection」2012
手前:ガラスを押し潰したような箇所で光源を支えている「press lamp」2012
「nendo 3/3 モノ モノ スキマ」会期は11月22まで、開廊時間は11-20時、入場無料。GYRE 3F [EYE OF GYRE]にて。
GYRE
http://gyre-omotesando.com/
「nendo 3/3 モノ モノ スキマ」会期は11月22まで、開廊時間は11-20時、入場無料。GYRE 3F [EYE OF GYRE]にて。
GYRE
http://gyre-omotesando.com/
+飲食のメモ。
GYREが建っている表参道を歩いていたら、最近オープンして話題の[DOMINIQUE ANSEL BAKERY](今月の『商店建築』11月号CAFE特集にも掲載あり)の看板が目に入り、つられて曲がった道の途中に、今年7月にオープンしたアントルメグラッセ・生グラス専門店 [GLACIEL(グラッシェル)]を発見。路地裏の一軒家のような佇まいが気になり、予定変更、こちらで食す。
北海道 LeTAOの姉妹店らしい。店名は造語。アントルメグラッセ(entremets glacer)とはアイスクリームのデコレーションケーキ、生グラスとはつくりたてのアイスクリームの意。
GYREが建っている表参道を歩いていたら、最近オープンして話題の[DOMINIQUE ANSEL BAKERY](今月の『商店建築』11月号CAFE特集にも掲載あり)の看板が目に入り、つられて曲がった道の途中に、今年7月にオープンしたアントルメグラッセ・生グラス専門店 [GLACIEL(グラッシェル)]を発見。路地裏の一軒家のような佇まいが気になり、予定変更、こちらで食す。
北海道 LeTAOの姉妹店らしい。店名は造語。アントルメグラッセ(entremets glacer)とはアイスクリームのデコレーションケーキ、生グラスとはつくりたてのアイスクリームの意。
店内のショーケースには、"てんとう虫"やら"ハリネズミ"やら、パーティの場で盛り上がること間違いなしなビジュアルのケーキが並んでいた。2階がカフェで、同店facebookによれば、アントルメグラッセのほか、11-15時にランチメニューも提供(カフェのL.Oは18時,但し11月24日から12月1日までは17時L.O)。
コンフィチュールや焼き菓子も売っている1階と、外のテラスに小さな席があり、18時過ぎでも利用できる。上の画は秋限定のラム酒のきいた愛媛特産和栗とかぼちゃの生グラスをワッフルコーンで。合わせて¥756ナリ。
栗・濃・厚。最近のアイスクリームは進化したなぁとつくづく思う。美味しゅうございました。ごちそうさまでした。
GLACIEL(グラッシェル)
www.glaciel.jp/
栗・濃・厚。最近のアイスクリームは進化したなぁとつくづく思う。美味しゅうございました。ごちそうさまでした。
GLACIEL(グラッシェル)
www.glaciel.jp/